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コラム
COLUMN
2026.06.15(Mon)

Figmaを日本語化する方法|表示言語の設定手順を解説

この記事の要点(3つの結論)

  1. 言語設定はアカウント全体に効く一カ所で切り替えるFigmaの表示言語は、ファイルごとではなくアカウント単位の設定で決まります。メニューやボタンの文字を日本語にしたいなら、設定画面の「Language and region」から「日本語」を選び、再読み込みするだけで完了します。難しい操作は一切ありません。
  2. ブラウザ版とデスクトップアプリ版で入口の見え方が少し違いますが、たどり着く設定項目は同じです。どちらも右上のアカウントメニューから設定へ進み、言語を選んで保存します。反映されないときは再読み込みやアプリの再起動で解決することがほとんどです。
  3. 注意したいのは、UIが日本語になってもデザイン内の文字やプラグインの一部は英語のままという点です。Figmaの日本語化はあくまで「操作画面」の翻訳であり、用語の対応関係を一度押さえておくと、英語の解説記事や公式ヘルプも迷わず読み進められます。

「Figmaを開いたら全部英語で、どこを触ればいいのか分からない」。デザインツールを使い始めたばかりの方から、よくいただく声です。実は表示言語は数クリックで日本語に変えられます。

英語のままでも操作は覚えられますが、最初のうちは一つひとつの言葉の意味を調べる時間がかかります。日本語化すれば、その負担が一気に軽くなります。

特にWebデザインやバナー制作を独学で始めた方にとって、画面が日本語になるだけで安心感がまるで違います。覚えることが多い初期だからこそ、操作画面のハードルは下げておきたいところです。

この記事では、ブラウザ版とアプリ版それぞれの日本語化手順を、つまずきやすいポイントとあわせて順を追って解説します。設定後に英語のまま残る部分の扱い方や、覚えておくと便利な日英の用語対応まで、初めての方でも迷わないようにまとめました。

Figmaの表示言語は「アカウント設定」で決まる

最初に仕組みを押さえておきましょう。Figmaの表示言語は、編集中のファイルごとに決まるものではありません。ログインしているアカウント全体に対して一括で適用される設定です。

つまり一度日本語に切り替えれば、どのプロジェクトを開いてもメニューやボタンは日本語で表示されます。ファイルを開くたびに設定し直す必要はありません。

また、表示言語はあなた個人の画面に対する設定です。チームメンバーごとに見え方が変わるため、自分の画面だけ日本語にしても相手の表示には影響しません。逆に言えば、相手の画面を日本語にすることもできません。

日本語化で変わる部分・変わらない部分

  • 変わる:メニュー、ツールバー、右側のプロパティパネル、設定画面、各種ボタンやメッセージの文字
  • 変わらない:デザイン内に自分で打ち込んだテキスト、レイヤー名、ファイル名、英語で作られたプラグインの一部表示

この線引きを理解しておくと「設定したのに一部が英語のまま」という戸惑いを避けられます。UIの翻訳であって、作品の中身まで翻訳されるわけではないと覚えておきましょう。

言い換えると、日本語化は「Figmaという道具のラベルを日本語に貼り替える」作業です。道具の上に乗せたあなたの作品やデータは、英語化も日本語化もされず、入力したそのままで残ります。

対応している言語と日本語の提供状況

Figmaは複数言語に対応しており、日本語も正式にサポートされています。英語・日本語のほか、韓国語・ポルトガル語・スペイン語・フランス語・ドイツ語などが選べます。

かつては英語のみの時期もありましたが、現在は日本語が公式に用意されています。翻訳の精度も実用レベルで、操作に必要な言葉はほぼ自然な日本語で表示されます。

提供される言語や名称は時期によって変わる場合があります。新しい機能ほど日本語訳が追いつくまで時間差が出ることもあります。最新の対応状況は公式ヘルプで確認してください。

なぜ最初は日本語がおすすめなのか

英語に苦手意識がなくても、慣れない専門用語が英語で並ぶと操作のハードルが上がります。「これは何のボタンだろう」と考える回数が多いほど、学習のテンポは落ちてしまいます。

日本語表示なら、メニュー名を見ただけで機能の見当がつきます。結果として手が動きやすくなり、ツールに慣れるまでの時間を短縮できます。まずは日本語で全体像をつかむのが効率的です。

ブラウザ版Figmaを日本語化する手順

まずはWebブラウザで使う場合の手順です。社内のパソコンにアプリを入れず、ブラウザだけで使っている方はこちらを参照してください。基本は3ステップで終わります。

手順1:アカウントメニューを開く

Figmaにログインした状態で、ファイル一覧(ホーム)の画面を開きます。画面の左上または右上にあるアカウントのアイコン、もしくは自分の名前の部分をクリックしてください。

デザインファイルを編集している画面からでも設定にはたどり着けますが、初めての方はホーム画面から進むほうが迷いにくいです。メニューが開いたら「Settings(設定)」を選びます。

手順2:言語設定の項目を探す

設定画面が開いたら「Language and region」または「Language」と書かれた項目を探します。設定画面はタブやセクションに分かれていることがあります。

項目がすぐ見当たらないときは、画面を下までスクロールしてみてください。アカウント情報や通知設定などに混じって、言語の設定が用意されています。

言語を選ぶプルダウン(ドロップダウン)が見つかれば、あと一歩です。現在は「English」などが選択された状態になっているはずです。

手順3:日本語を選んで反映する

プルダウンをクリックし、一覧から「日本語」を選択します。選んだ瞬間、または「Save」「Update」などのボタンを押した後に設定が保存されます。

多くの場合、画面の再読み込み(リロード)を促す表示が出ます。指示に従ってページを更新すると、メニューが日本語に切り替わります。

更新後、左上のメニューやツールバーの文字が日本語になっていれば成功です。これで以降はずっと日本語表示のまま使えます。

  • ホーム画面からアカウントメニュー →「Settings」を開いた
  • 「Language and region」の項目を見つけた
  • プルダウンで「日本語」を選んだ
  • 保存後にページを再読み込みした
  • メニューが日本語表示に変わったことを確認した

デスクトップアプリ版Figmaを日本語化する手順

WindowsやMacにインストールするデスクトップアプリ版でも、手順の考え方はブラウザ版と同じです。ただし入口のメニュー位置が少し異なります。

アプリ内のメニューから設定へ進む

アプリを起動し、ホーム画面を表示します。画面上部または左上のメニューから、アカウント関連の項目を開きましょう。ここから「Settings(設定)」に進みます。

設定画面が開いたら、ブラウザ版と同じく「Language and region」を探して「日本語」を選択します。操作の流れはまったく同じだと考えて問題ありません。

アプリは再起動で確実に反映される

アプリ版では、言語を変えてもすぐに切り替わらないことがあります。その場合はアプリを一度完全に終了し、もう一度起動してみてください。

再起動によってメニューが日本語に変われば成功です。タスクバーやDockに残ったままだと再起動が不完全になることがあるので、しっかり終了させるのがコツです。

WindowsならタスクトレイのFigmaアイコンを右クリックして終了、Macならメニューバーから完全に終了させると確実です。閉じたつもりでも裏で起動したままのことがあるためです。

ブラウザ版とアプリ版、どちらを使うべきか

機能面に大きな差はなく、どちらでも同じデザイン作業ができます。選ぶ基準は使い方の好みです。手軽さ重視ならブラウザ版、安定して長時間作業するならアプリ版が向きます。

言語設定はアカウントに紐づくため、片方で日本語にすればもう片方でも基本的に日本語表示になります。両方を併用していても設定し直す手間はありません。

当社の見解

当社でも新しくデザイン業務に入るメンバーには、まずFigmaを日本語化してから操作に慣れてもらっています。最初の心理的なハードルが下がり、ツール習得が早まるためです。一方で、ある程度慣れたら英語表示に戻すメンバーもいます。海外の解説や最新機能の情報は英語が先行することが多く、用語を英語で覚えておくと調べ物がスムーズだからです。要は段階に応じて使い分けるのが現実的だと考えています。

日本語にならない・元に戻るときの対処法

手順どおり設定しても、うまく日本語化されないケースがあります。原因はだいたい決まっているので、順番に確認していけば解決できます。

反映されないときにまず試すこと

もっとも多いのは、再読み込みや再起動をしていないケースです。ブラウザ版ならページを更新、アプリ版なら一度閉じて開き直す。これだけで切り替わることがほとんどです。

それでも変わらない場合は、ブラウザのキャッシュをクリアしてから再度開いてみてください。古い表示データが残っていると、設定変更が画面に反映されないことがあります。

キャッシュ削除のあとは、もう一度ログインし直すとより確実です。一連の動作で表示データが新しく読み込まれ、日本語に切り替わるケースが多くあります。

確認したいチェックポイント

  • 本当に「日本語」を選んで保存できているか(選択しただけで保存していないことがある)
  • 再読み込み・再起動を行ったか
  • ログインしているアカウントは普段使っているものか(複数アカウントの取り違え)
  • ブラウザの拡張機能(翻訳系)が干渉していないか
  • ブラウザやアプリのバージョンが古くないか

勝手に英語へ戻ってしまう場合

別の端末やブラウザでログインすると、そちらの言語設定が優先されて見えることがあります。設定はアカウントに紐づくため、基本的には同じ表示になるはずです。

もし特定の環境だけ英語に戻るなら、その環境で改めて言語設定を確認しましょう。ゲストログインや別アカウントでの閲覧になっていないかもチェックしてください。

会社と自宅で別々のアカウントを使い分けている方は、特に取り違えが起きやすいです。画面に表示されているメールアドレスを確認すると、どのアカウントか一目で分かります。

翻訳拡張機能との干渉に注意

ブラウザに翻訳系の拡張機能を入れていると、Figmaの画面を二重に翻訳しようとして表示が崩れることがあります。文字がちらついたり、不自然な訳になったりするのが特徴です。

その場合は、拡張機能をオフにするか、Figmaのページを翻訳対象から除外してください。Figma自身の日本語表示を使うほうが、用語が統一されていて読みやすくなります。

英語のまま残る部分との付き合い方

日本語化してもすべてが日本語になるわけではありません。ここを誤解すると「設定が失敗した」と感じてしまいます。冷静に切り分けましょう。

プラグインやコミュニティは英語が多い

Figmaのプラグインは世界中の開発者が作っています。そのため、プラグインの操作画面や説明文は英語のまま表示されることが少なくありません。

これはFigma本体の言語設定とは別物です。日本語化されていなくても不具合ではないので、必要に応じてブラウザの翻訳機能などを併用すると読みやすくなります。

コミュニティで公開されているテンプレートや素材も、説明が英語のことが多くあります。よく使うものだけ意味を覚えておけば、実用上は困りません。

主要なFigma用語の日英対応

英語表示に触れる場面は必ずあります。基本用語を押さえておくと、英語のヘルプや解説記事もぐっと読みやすくなります。

英語表記 日本語の意味 役割
Frame フレーム 画面やパーツの枠。デザインの土台になる領域
Component コンポーネント 使い回す部品。一括で変更を反映できる
Auto layout オートレイアウト 要素を自動で整列・伸縮させる機能
Prototype プロトタイプ 画面遷移を再現する試作・動作確認
Share 共有 ファイルを他者に見せる・編集権限を渡す
Properties プロパティ 選択中の要素の設定値(右側パネル)
Layer レイヤー 重なり順を持つ各要素の階層
Fill / Stroke 塗り/線 図形の内側の色と、輪郭線の設定

これらの用語は、日本語表示でも英語のカタカナ読みがそのまま使われることが多くあります。意味とセットで覚えておくと、設定画面でもデザイン作業でも迷いません。

用語の名称や機能は仕様変更で変わる場合があります。詳しい使い方はFigmaの基本的な使い方の解説もあわせて確認してください。Figmaそのものを知りたい方はFigmaとは何かを解説した記事が入口になります。

日本語化した後に覚えたい最初の操作

言語を切り替えたら、いよいよ操作です。日本語表示なら各メニューの意味がつかみやすく、独学のスピードも上がります。最初に触れておくと良い操作を紹介します。

まずは「フレーム」と「テキスト」から

新規デザインは、まず枠となる「フレーム」を置くことから始まります。続いてテキストツールで文字を入れれば、最小限の画面がすぐ作れます。

いきなり高度な機能を覚える必要はありません。フレーム・テキスト・図形の3つを触れるようになれば、簡単なバナーやレイアウトの試作は十分可能です。

慣れてきたら、色や角丸、影などの装飾を右側のプロパティパネルで調整してみましょう。日本語表示なら各設定の名前が分かるので、試行錯誤しやすくなります。

共有とコメントで「見せる」を体験する

Figmaの強みは、ブラウザ越しに複数人で同じ画面を見られる点です。右上の「共有」からリンクを発行すれば、相手はアプリ不要で確認できます。

コメント機能を使えば、画面上に直接フィードバックをもらえます。日本語表示ならこうした共同編集の機能名も理解しやすく、チーム作業に踏み出しやすくなります。

慣れてきたら英語表示も試す

操作にある程度慣れたら、一度英語表示に戻してみるのもおすすめです。世界中の解説動画やチュートリアルは英語が多く、用語を英語で知っていると探せる情報が一気に増えます。

日本語で全体像をつかみ、英語で情報の幅を広げる。この二段構えができると、Figmaの習熟スピードはさらに上がります。切り替えは何度でも自由にできます。

当社の見解

当社はホームページ制作の現場でFigmaを日常的に使い、お客様とデザインを共有しながら進めています。ツールの言語設定はあくまでスタート地点で、本当に大事なのは「何をどう伝えるか」という設計です。制作のご相談では、ツール操作の細部よりも、目的に合った画面構成をご提案することを重視しています。日本語化はその第一歩として、まず手を動かしてもらうためのきっかけだと捉えています。

地域設定(リージョン)も一緒に見直そう

言語の設定項目は「Language and region(言語と地域)」とまとめられています。言語と並んで、地域や日付の表記に関する設定が含まれることがあります。

地域設定は、日付の表示形式や数値の区切りなどに影響します。日本で使うなら、地域も日本に合わせておくと表記が自然になります。言語と一緒に確認しておくとよいでしょう。

日付や時刻の表記が気になるとき

コメントの投稿日時やファイルの更新日時など、Figmaには時刻を表示する場面があります。地域設定が海外のままだと、月日の並びが日本と違って見えることがあります。

「年月日」の順に慣れている方は、地域を日本に合わせると違和感が減ります。表記のルールはアカウント設定に従うため、一度直せば以降はずっと適用されます。

設定項目の名称は変わることがある

Figmaは頻繁にアップデートされるため、設定画面のレイアウトや項目名が変わることがあります。「Language」「Language and region」「言語」など、表記が時期によって異なる場合があります。

項目名が本記事と少し違っていても、言語を選ぶプルダウンを探す、という基本は同じです。迷ったら設定画面全体を見渡し、言語らしき項目を探してください。

日本語のテキストを扱うときの注意点

UIを日本語化することと、デザインの中で日本語の文章をきれいに扱うことは別の話です。せっかく日本語環境で使うなら、文字の見せ方も押さえておきましょう。

日本語フォントを選ぶ

デザイン内で日本語を打つときは、日本語に対応したフォントを選ぶ必要があります。英語向けのフォントのままだと、日本語が表示できなかったり、不格好になったりします。

フォントの一覧から日本語対応のものを選べば、文字がきれいに表示されます。見出しと本文でフォントを変えると、メリハリのあるデザインに仕上がります。

文字の詰まりや改行を整える

日本語は英語と違って単語の間にスペースがありません。そのため、行間や文字間隔をやや広めに取ると読みやすくなります。右側のプロパティパネルで微調整できます。

長い文章は、意味の切れ目で改行を入れると読み手の負担が減ります。Webサイトのデザインでは、こうした細かな配慮が読みやすさの差につながります。

日本語テキストをきれいに見せるコツ

  • 日本語対応フォントを選ぶ(英語フォントのままにしない)
  • 行間をやや広めに取って圧迫感を減らす
  • 意味の切れ目で改行し、読みやすいリズムを作る
  • 見出しと本文でメリハリをつける

覚えておくと便利なショートカット

日本語化で操作の意味が分かったら、次はスピードアップです。よく使う動作はショートカットキーを覚えると、作業がぐっと速くなります。

最初に覚えたい基本操作

「元に戻す」「やり直し」「コピー」「貼り付け」といった基本操作は、他のソフトと同じ感覚で使えます。まずはこのあたりから手になじませると安心です。

図形やフレームを選んで複製する、まとめて整列させるといった操作もショートカットがあります。日本語メニューで機能名を確認しながら、対応するキーを少しずつ覚えていきましょう。

ショートカット一覧を表示する

Figmaには、使えるショートカットを一覧で確認できる画面が用意されています。覚えきれないうちは、この一覧を開いて確認しながら作業すると効率的です。

言語設定を日本語にしておけば、各操作の説明も読みやすくなります。よく使うものから順に体で覚えていくのが、上達への近道です。

操作の種類 主な用途 覚える優先度
元に戻す/やり直し 操作のミスをすぐ取り消す 高い
コピー/貼り付け 要素を複製して使い回す 高い
グループ化 複数要素をまとめて扱う 普通
整列・分布 要素をきれいに並べる 普通
拡大・縮小表示 全体と細部を行き来する 高い

具体的なキーの組み合わせはOSやバージョンで異なる場合があります。最新の割り当ては公式のショートカット一覧で確認してください。

会社やチームで使うときの設定の考え方

個人で使う場合と、チームで使う場合とで、言語設定の扱いに少し違いがあります。職場で導入するなら、この点を理解しておくとスムーズです。

各メンバーが自分で設定する

前述のとおり、言語表示は個人アカウントごとの設定です。新しくチームに加わったメンバーには、本記事のような手順を共有して各自で日本語化してもらうのが基本です。

「全員の画面を管理者が一括で日本語にする」ことはできません。逆に言えば、英語のほうが作業しやすいメンバーはそのまま英語で使えるので、無理に統一する必要もありません。

用語の認識をそろえておく

同じチーム内で日本語表示の人と英語表示の人が混在すると、機能名の呼び方がずれることがあります。「フレーム」と「Frame」のように、指しているものは同じでも言葉が違います。

あらかじめ主要な用語の日英対応を共有しておくと、コミュニケーションの行き違いを防げます。本記事の用語表を社内で共有しておくのも一つの方法です。

当社の見解

当社では制作チームとお客様が同じFigmaファイルを見ながら打ち合わせをすることがよくあります。その際、お客様側には日本語表示をおすすめし、専門用語もできるだけ平易な日本語で説明するようにしています。ツールの言語以上に、相手に伝わる言葉で話すことが、良い制作につながると考えているためです。設定の日本語化は、その土台を整える小さな一歩です。

ブラウザの翻訳機能とFigmaの日本語化はどう違う?

「ブラウザの翻訳でも日本語になるのでは?」と思う方もいるでしょう。確かにページ全体を自動翻訳することはできますが、Figmaの公式日本語化とは仕上がりが大きく異なります。

公式の日本語化が優れている理由

Figma公式の日本語化は、機能ごとに最適な訳語があらかじめ決められています。そのため用語が統一され、ヘルプや解説記事と表記が一致します。迷う場面が減るのが大きな利点です。

一方、ブラウザの自動翻訳は文脈を読まずに機械的に訳すため、同じ機能が場面ごとに違う訳になることがあります。専門用語が不自然に訳され、かえって混乱する場合もあります。

自動翻訳が向くのはプラグインなど

とはいえ、ブラウザ翻訳が役立つ場面もあります。英語のままのプラグインや、海外のコミュニティ素材の説明を読むときなどです。本体は公式日本語、補助的に自動翻訳という使い分けが現実的です。

両方を同時に強くかけると表示が崩れることがあるので、Figma本体には公式の日本語設定を優先するのがおすすめです。

日本語化の方法ごとの向き不向き

  • 公式の言語設定:Figma本体のメニュー。用語が統一され最も読みやすい
  • ブラウザの翻訳機能:英語のままのプラグインや説明文の補助に
  • 両方を同時に強くかけると表示が崩れることがあるので注意

文字や画面が見づらいときの調整

日本語化と合わせて、表示の見やすさも整えておくと作業が快適になります。文字の大きさや画面の倍率は、設定や操作で調整できます。

表示倍率を変えて全体を見渡す

デザイン画面は、ズームイン・ズームアウトで自由に拡大縮小できます。細部を作り込むときは拡大、全体のバランスを見るときは縮小、と切り替えると効率的です。

「画面に合わせて表示」する操作を覚えておくと、迷子になったときにすぐ全体へ戻れます。広いキャンバスで作業するときに重宝します。

パネルの表示を整理する

Figmaは左右にパネルが並びます。慣れないうちは情報が多く感じますが、パネルは折りたたんで隠すこともできます。集中したい作業のときは、不要なパネルを閉じると画面が広く使えます。

日本語表示にしておけば、どのパネルが何の役割かが分かりやすく、必要なものだけ開いておく判断もしやすくなります。

日本語化に関するよくあるつまずきと解決の流れ

ここまでの内容を踏まえ、つまずいたときの確認手順を一つの流れにまとめます。上から順に試せば、たいていの問題は解決します。

解決までの確認ステップ

まずは設定画面で本当に「日本語」が選ばれ、保存されているかを確認します。次にページの再読み込み、それでも駄目ならキャッシュ削除と再ログインを試します。

アプリ版なら完全な再起動も有効です。アカウントの取り違えや翻訳拡張機能の干渉も、見落としやすいポイントなので忘れずチェックしてください。

  • 設定で「日本語」が選択・保存されているか
  • ページを再読み込み(アプリは再起動)したか
  • キャッシュを削除して再ログインしたか
  • 正しいアカウントでログインしているか
  • 翻訳系の拡張機能が干渉していないか
  • ブラウザ・アプリのバージョンは最新か

これらをすべて確認しても解決しない場合は、一時的な不具合の可能性もあります。時間をおいて再度試すか、公式のヘルプやサポート情報を確認してください。

日本語化を活かした学習の進め方

日本語化はゴールではなく、学習をスムーズにするための準備です。せっかく操作画面が読めるようになったら、その勢いで基本を身につけてしまいましょう。

触りながら覚えるのが一番早い

マニュアルを最初から読み込むより、実際に手を動かすほうが定着します。日本語表示ならメニュー名がヒントになるので、「これを押すとどうなるか」を試しやすくなります。

失敗しても「元に戻す」で何度でもやり直せます。気軽に色々なボタンを押してみることが、結果的に最短の習得につながります。

真似から始めて少しずつ崩す

最初は既存のデザインを真似して作ってみるのがおすすめです。お手本があると、どの機能をどう使うかが具体的に分かります。日本語表示なら使った機能の名前も覚えやすくなります。

真似に慣れたら、色や配置を少しずつ自分流に変えていきます。この積み重ねが、オリジナルのデザインを作る力につながっていきます。

初心者が最初の1週間で触れたいこと

  • フレームを置いてテキストと図形を入れる
  • 色・角丸・影をプロパティで変えてみる
  • 要素をコピーして整列させる
  • 共有リンクを発行して誰かに見せる
  • 気に入ったデザインを真似して再現する

分からない言葉はその場で調べる

操作中に意味の分からない用語が出てきたら、その場で調べる癖をつけましょう。日本語の用語なら検索もしやすく、解説記事もすぐ見つかります。

一つずつ疑問を解消していくと、点だった知識が線でつながっていきます。日本語化はこの「調べやすさ」を支える、地味だけれど効果的な土台になります。

環境別に見る日本語化の入口まとめ

ここまで解説した手順を、利用環境ごとに整理しておきます。自分の使っている環境に合わせて、入口を確認してください。基本の流れはどれも共通です。

Windowsのデスクトップアプリ

アプリを起動してホーム画面を開き、アカウントメニューから設定へ進みます。言語で日本語を選んだら、タスクトレイのアイコンからアプリを完全に終了し、起動し直すと確実に反映されます。

Macのデスクトップアプリ

こちらも同じく設定から言語を選びます。Macではメニューバーからアプリを完全に終了させてから再起動すると反映されやすいです。ウインドウを閉じただけでは終了になっていない点に注意しましょう。

各種ブラウザ

主要なブラウザであれば、いずれも同じ手順で日本語化できます。設定で言語を選び、ページを再読み込みするだけです。翻訳拡張機能が入っている場合は、Figmaのページで無効にしておくと表示が安定します。

環境 反映のためにやること つまずきやすい点
Windowsアプリ 言語選択後、完全終了して再起動 裏で起動が残り再起動が不完全になる
Macアプリ メニューバーから完全終了して再起動 ウインドウを閉じただけになっている
ブラウザ 言語選択後、ページを再読み込み 翻訳拡張機能が干渉する/キャッシュが残る

どの環境でも、行き着く設定項目は同じ「Language and region」です。入口さえ分かれば、あとは日本語を選んで反映させるだけだと覚えておきましょう。

困ったときの最終手段

あらゆる方法を試しても日本語にならない場合は、別のブラウザで開いてみる、いったんログアウトして入り直す、といった切り分けが有効です。環境固有の問題かどうかを判断できます。

それでも改善しないときは、一時的な不具合の可能性が高いです。少し時間をおいて再度試すか、公式ヘルプの最新情報を確認すると、原因の手がかりが見つかることがあります。

よくある質問

Figmaの日本語化は無料でできますか?

はい、表示言語の切り替えは無料プランでも利用できます。言語設定は料金プランとは関係なく、アカウントの設定画面から誰でも変更可能です。費用は一切かかりません。有料プランにしたからといって言語の選択肢が増えるわけでもなく、誰でも同じように日本語を選べます。

日本語にしたら英語に戻せなくなりますか?

いいえ、いつでも戻せます。同じ「Language and region」の設定で「English」を選び直せば英語表示に戻ります。何度でも切り替えられるので、気軽に試して問題ありません。日本語で操作を覚えてから英語に切り替える、という使い方もできます。

スマホアプリでも日本語にできますか?

スマホ向けアプリの言語表示は端末やアプリの仕様に依存する場合があります。基本的な編集はパソコンでの利用が前提のため、まずはブラウザ版・デスクトップ版で設定するのが確実です。スマホは確認や簡単な操作に向いており、本格的なデザイン作業はパソコンで行うのが一般的です。詳細は公式情報をご確認ください。

設定したのに一部が英語のままです。失敗でしょうか?

失敗ではありません。プラグインの画面や、自分が入力したテキストは日本語化の対象外です。Figma本体のメニューが日本語になっていれば、設定は正しく反映されています。新機能が一時的に英語のままになっていることもありますが、こちらもアップデートで日本語化される場合が多いです。

日本語と英語、どちらで使うのがおすすめですか?

最初は日本語をおすすめします。操作に慣れるまでは意味を理解しやすいためです。ただし英語の最新情報を調べる機会が増えたら、用語を英語で覚えるために英語表示へ切り替えるのも有効です。どちらが正解ということはなく、自分の学習段階や目的に合わせて選ぶのがよいでしょう。

会社のチーム全員の表示を一括で日本語にできますか?

言語設定はメンバー個人のアカウントごとに行います。管理者がまとめて全員分を切り替えることはできないため、各自で設定してもらう形になります。手順は本記事の内容を共有すればスムーズです。英語のほうが作業しやすいメンバーはそのままでも問題なく、無理に統一する必要はありません。

Figmaの日本語化はどのくらい時間がかかりますか?

慣れていれば1分ほどで完了します。設定画面を開いて言語を選び、再読み込みするだけです。初めてでも、本記事の手順どおりに進めれば数分で終わります。設定箇所さえ見つかれば、あとは日本語を選んで反映させるだけなので、難しい知識はいりません。

新しく追加された機能だけ英語で表示されます。なぜですか?

新機能は英語が先に提供され、日本語訳が後から追いつくことがあります。一時的に英語のままでも、アップデートで日本語化される場合が多いです。仕様や対応時期は変動するため、公式情報をご確認ください。

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