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コラム
COLUMN
2026.06.15(Mon)

Figmaとは?できること・料金プラン・始め方をわかりやすく解説

この記事の要点(3つの結論)

  1. Figmaは「ブラウザで動く・みんなで同時に編集できる」Webデザインの標準ツール従来のデザインソフトと最も違うのは、インストール不要でブラウザだけで動き、複数人が同じ画面を同時に編集できる点です。デザイナー・発注者・エンジニアが同じURLを開いて作業できるため、メールやスクショの往復が消えます。Webサイトやアプリの画面設計に特化しており、いまや国内外の制作現場で事実上の標準になっています。まず「共同作業の場」として理解すると本質がつかめます。
  2. できることは幅広く、Webサイトやアプリのデザイン、ワイヤーフレーム作成、簡単な動きの確認(プロトタイプ)、図解や付箋を使った会議(FigJam)まで一通りこなせます。デザインだけでなく、企画から合意形成、実装への受け渡しまでを1つの場所でつなげられるのが強みです。1つのツールで上流から下流まで担えるため、関係者間の情報の分断が起きにくく、プロジェクト全体の速度が上がります。
  3. 料金は無料プランから始められ、個人の学習や小規模な利用なら無料で十分です。本格的にチームで運用する場合は有料プランを選びます。始め方も簡単で、公式サイトでアカウントを作れば数分で使い始められます。まずは無料で触ってみて、必要になったら有料に切り替える、という進め方が現実的です。料金体系は変動するため、契約前に公式の最新情報を確認するのが安全です。

「Figmaという名前はよく聞くけれど、結局それが何なのか分からない」。Web制作に関わり始めた人や、自社サイトのリニューアルを検討する担当者から、当社はこの質問を頻繁に受けます。デザインツールだということは何となく知っていても、具体的に何ができて、他のソフトと何が違い、いくらかかるのか。そこがはっきりしないまま、導入をためらっているケースが少なくありません。

この記事は、Figmaとは何かをゼロから整理し、できること・料金プラン・始め方までを、専門知識がなくても理解できるように解説します。当社は業界別担当制で年間250サイト以上の制作に関わっており、その大半の現場でFigmaを使っています。実務でどう役立っているかという視点も交えながら、導入を判断するために必要な情報を一通りお届けします。読み終わるころには、自社で使うべきかどうかの判断がつくはずです。

Figmaとは:ブラウザで動く共同編集型のデザインツール

まず結論から言うと、Figmaは「Webサイトやアプリの画面をデザインするためのツール」です。ただし、それだけなら他にもソフトはあります。Figmaが特別なのは、ブラウザで動き、複数人が同時に編集できるという2つの性質です。この2点が、制作のやり方そのものを変えました。

インストール不要、ブラウザだけで完結

Figmaは、専用ソフトをパソコンに入れなくても、ChromeなどのブラウザからURLを開くだけで使えます。データもクラウド上に自動保存されるため、保存忘れやファイルの紛失がありません。会社のPCでも自宅のPCでも、同じデータにアクセスできます。

デスクトップアプリ版もありますが、機能はブラウザ版とほぼ同じです。OSを問わず同じように使えるため、WindowsとMacが混在するチームでも問題なく共有できます。環境の違いに悩まされないのは、地味ながら大きな利点です。

複数人で同時に編集できる

Figmaの最大の特徴は、同じファイルを複数人が同時に開いて編集できることです。誰がいまどこを見て、何を触っているかがリアルタイムで分かります。オンライン会議をしながら、同じ画面を一緒に作り込めます。

これにより、デザイナーが作ったものをわざわざ書き出して送る、という手間がなくなります。発注者やエンジニアもリンクから最新版を見られるため、「どれが最新か分からない」という混乱が起きません。共同作業の摩擦を根本から減らす設計です。

「デザインツール」というより「共同作業の場」

Figmaを単なるお絵描きソフトと捉えると、その価値を見誤ります。本質は、関係者全員が同じ場所に集まって、見て・触って・コメントできる「共同作業の場」である点です。当社でもクライアントとの確認はFigma上で完結させており、認識のズレと手戻りが大きく減りました。道具ではなく、合意形成の場として捉えると本質がつかめます。

Figmaでできること:5つの主な用途

Figmaは多機能ですが、主な用途は5つに整理できます。Webデザイン、ワイヤーフレーム、プロトタイプ、デザインシステムの管理、そして会議や図解です。1つのツールでこれだけの工程をカバーできるのが、Figmaが選ばれる理由です。

注目すべきは、これらが企画から実装直前までの流れに沿って並んでいることです。考えを整理し、骨組みを作り、デザインに仕上げ、動きを確認し、関係者で合意する。その一連の工程を、別々のツールに分散させずに済みます。情報があちこちに散らばらないことが、ミスと手戻りを減らします。

1. Webサイト・アプリのデザイン

最も中心的な用途が、WebサイトやスマホアプリのUIデザインです。ボタンやメニュー、画面全体のレイアウトを、自由に配置して作り込めます。PC版とスマホ版を並べて同時に作れるため、レスポンシブ対応の設計に向いています。

色やフォント、余白を数値で細かく管理できるので、ブランドの世界観を正確に表現できます。完成したデザインは、そのままエンジニアへの実装指示にも使えます。見た目を作るところから受け渡しまで、一貫して扱えるのが強みです。

2. ワイヤーフレームの作成

本格的なデザインに入る前の「骨組み」であるワイヤーフレームも、Figmaなら素早く作れます。グレーの四角とテキストだけで、要素の配置を手早く決められます。装飾を入れる前に構成を固めることで、後の手戻りを防げます。

近年は、AIを使ってワイヤーフレームの初期案を自動生成する方法も広がっています。たたき台をAIに作らせ、Figmaで整える、という流れも実用的になってきました。企画段階のスピードが上がる動きです。

3. プロトタイプ(動きの確認)

Figmaは、静止画のデザインだけでなく、画面をつないで「動き」を確認できます。ボタンを押したら次の画面に進む、といった操作の流れを、実際に触りながら検証できます。これをプロトタイプと呼びます。

公開前に操作感を確かめられるため、「作ってみたら使いにくかった」という失敗を減らせます。発注者にも、完成イメージを動きとして見せられるので、合意がスムーズです。実装前に体験を確認できるのは大きな利点です。

4. デザインシステムの管理

ボタンや色、フォントといった部品を「コンポーネント」や「スタイル」として登録し、一元管理できます。元を1か所直せば、全ページに反映されるため、サイト全体の一貫性を保てます。これをデザインシステムと呼びます。

規模が大きいサイトや、複数人で作るプロジェクトほど、この仕組みが効きます。デザインの品質を保ちながら、修正の手間を大きく減らせます。ブランドを守りつつ効率化する、いわば設計の土台です。

5. FigJam:会議・図解・ブレスト

FigmaにはFigJamという、付箋やホワイトボードのように使える機能もあります。アイデア出しや会議、サイトマップやフロー図の作成に向いています。デザインの手前にある「考えを整理する工程」をカバーします。

関係者がオンラインで付箋を貼り合い、議論を見える化できるため、リモートの打ち合わせでも認識を揃えやすくなります。企画から設計、デザインまでを同じFigmaの世界でつなげられるのが便利です。

用途 できること 主に使う人
Webデザイン サイト・アプリの画面を作る デザイナー・制作担当
ワイヤーフレーム 骨組み・構成を素早く決める ディレクター・企画
プロトタイプ 動き・操作感を確認する デザイナー・発注者
デザインシステム 部品・色を一元管理する デザインチーム
FigJam 会議・図解・アイデア出し 関係者全員

Figmaが普及した背景:なぜ標準になったのか

数あるデザインツールの中で、Figmaがここまで広く使われるようになったのには理由があります。単に新しいから流行ったのではなく、制作現場が抱えていた具体的な不便を解消したからです。背景を知ると、Figmaの価値がより立体的に見えてきます。

「ファイルを送り合う」時代の終わり

かつては、デザイナーが作ったファイルをメールやストレージで共有し、それを各自がダウンロードして開く、というやり方が一般的でした。すると、誰が最新版を持っているのか分からなくなる問題が頻発しました。修正のたびにファイルが増え、混乱の元になっていたのです。

Figmaはデータをクラウドに置き、URL1つで常に最新版にアクセスできる仕組みでこの問題を解決しました。送り合う必要がなくなったことが、現場の負担を大きく減らしました。地味ですが、本質的な改善でした。

リモートワークとの相性の良さ

離れた場所にいるメンバーが同じ画面を同時に編集できる性質は、リモートワークの広がりと完璧にかみ合いました。オンライン会議をしながら、その場でデザインを直し、合意する。この体験が、多くのチームにとって手放せないものになりました。

場所を問わず共同作業できることは、社内だけでなく、社外の発注者や協力会社との連携にも効きます。物理的な距離が制作のボトルネックにならない。これがFigmaを業界標準へ押し上げた、大きな追い風になりました。

実際、地方の企業が都市部の制作会社に依頼するときも、Figmaがあれば対面と遜色ない確認が可能です。出張や郵送のやり取りに頼らず、画面を見ながら細部まで詰められます。場所の制約から解放されたことで、依頼先の選択肢そのものが広がったとも言えます。

「みんなで触れる」ことの威力

従来のツールは、基本的にデザイナー一人が作業する前提でした。Figmaは発注者もディレクターもエンジニアも、同じ場所に入って意見を出せます。当社の実感でも、関係者が同じ画面を見ながら話すと、抽象的な議論が具体的な合意に変わるスピードが段違いです。情報が一か所に集まることが、プロジェクト全体の見通しを良くします。

Figmaを支える基本機能の用語整理

Figmaを理解するうえで、現場でよく出てくる用語をいくつか押さえておくと、解説記事や打ち合わせの内容がぐっと分かりやすくなります。難しく考えず、「何のための言葉か」だけ掴んでおけば十分です。

フレーム・オートレイアウト・コンポーネント

フレームは、ページやスマホ画面の「枠」です。この枠の中に要素を置いていきます。オートレイアウトは、要素を自動で整列させ、余白を均等に保つ機能。ボタンやリストを崩れなく作るための仕組みです。

コンポーネントは、繰り返し使う部品の「元データ」です。ボタンやヘッダーを1つ作って登録し、各所で使い回せます。元を直せば全部が連動して直るため、修正漏れがなくなります。この3つがFigmaの土台になる概念です。

プロトタイプ・スタイル・バリアント

プロトタイプは、画面をつないで動きを確認する機能です。スタイルは、色や文字設定に名前を付けて登録し、一括管理する仕組み。バリアントは、ボタンの通常・押した状態など、状態違いをまとめて扱う機能です。

これらの用語は、最初から全部覚える必要はありません。実際に触りながら、「あの機能のことか」と後から結びつければ十分です。言葉に身構えず、まずは手を動かすほうが理解は速く進みます。

用語 ひとことで言うと
フレーム ページや画面の枠
オートレイアウト 整列と余白を自動化する機能
コンポーネント 繰り返し使う部品の元データ
プロトタイプ 画面の動き・操作感の確認
スタイル 色や文字設定の一元管理
  • まず「フレーム」「オートレイアウト」「コンポーネント」を押さえる
  • 用語は触りながら後から結びつければ十分
  • 動きの確認は「プロトタイプ」、色管理は「スタイル」
  • 難しい言葉に身構えず、手を動かすことを優先

従来のデザインソフトと何が違うのか

「PhotoshopやIllustratorとどう違うの?」という疑問は、Figmaを理解するうえで避けて通れません。同じデザインツールでも、得意分野と思想が異なります。違いを押さえると、Figmaを選ぶべき場面がはっきりします。

Web・アプリ画面の設計に特化

Photoshopは写真加工、Illustratorはイラストやロゴ制作が得意です。一方Figmaは、WebサイトやアプリのUI設計に特化しています。ボタンやメニューといった、画面の部品を効率よく作る仕組みが充実しています。

たとえばオートレイアウトという機能は、要素を自動で整列させ、Webの実装の考え方にも近い作り方ができます。写真の高度な加工はPhotoshopに任せ、画面設計はFigmaで行う、という使い分けが現実的です。適材適所が基本です。

クラウド前提だから共有が速い

従来のソフトは、データをファイルとして保存し、メールなどで送る前提でした。Figmaはクラウド上にデータがあるため、URLを共有するだけで相手が最新版を見られます。ファイルのやり取りそのものが不要です。

この差は、チームで作業するほど大きく効きます。バージョン違いの取り違えや、重いファイルの送受信といった面倒が消えます。共有のしやすさが、そのまま制作スピードに直結するのです。

当社の見解

当社が制作現場でFigmaを標準にしている最大の理由は、クライアントとの確認が劇的に速くなるからです。以前はデザイン案をPDFで送り、メールで修正をもらい、また送り直す、という往復に時間を奪われていました。いまはFigmaのリンクを共有し、画面に直接コメントをもらうだけ。年間250サイト以上を扱う規模では、この差が品質と納期の両方を支えています。ツールの違いが、仕事の進み方そのものを変えた好例です。

Figmaの料金プラン:無料で始められる

導入を検討するうえで気になるのが料金です。結論として、Figmaは無料プランから始められ、個人の学習や小規模な利用なら無料でも十分使えます。本格的なチーム運用に移るときに、有料プランを検討する流れが一般的です。

無料プランでできること

無料プランでも、デザインやプロトタイプといった基本機能はほぼすべて使えます。一人で学んだり、小さな案件を作ったりする分には、無料で困ることはほとんどありません。まずは無料で触り、必要性を感じてから有料を検討すれば十分です。

無料プランには、作成できるファイル数や、過去のバージョン履歴をさかのぼれる期間などに一定の制限があります。制限の内容は変わることがあるため、最新は公式サイトでご確認ください。学習目的なら、制限が問題になる場面はまずありません。

有料プランを検討するタイミング

有料プランが必要になるのは、チームで本格的に運用し始めるときです。メンバー間でデザインシステムを共有したり、ファイルやプロジェクトを無制限に管理したりしたい場合に効いてきます。料金は利用人数や機能に応じて段階的に上がります。

具体的な金額は為替や改定で変動するため、本記事では断定を避けます。導入を決める前に、公式サイトで現在のプランと価格を必ず確認してください。まずは無料で運用し、限界を感じてから移行を判断するのが堅実です。

プランの位置づけ 主な対象 目安となる使い方
無料プラン 個人・学習・小規模 基本機能を試す・一人で作る
有料プラン(チーム向け) 制作チーム・企業 共同管理・デザインシステム運用
上位の有料プラン 大規模組織 権限管理・セキュリティ強化
  • 個人の学習・小規模利用なら無料プランで十分
  • チーム運用や共有管理が必要になったら有料を検討
  • 料金は変動するため、契約前に公式サイトで最新確認
  • まず無料で試し、限界を感じてから移行するのが堅実

Figmaの始め方:3ステップですぐ使える

Figmaを使い始めるのは驚くほど簡単です。難しいインストールや設定は不要で、アカウントを作ればその場でデザインを始められます。ここでは、最初の一歩を3つのステップで整理します。

ステップ1:アカウントを作る

Figmaの公式サイトにアクセスし、メールアドレスかGoogleアカウントでサインアップします。利用目的を聞かれますが、深く考えず進めて構いません。登録は数分で完了し、すぐに最初のファイルを作る画面に進めます。

日本語表示にも対応しているため、英語が苦手でも安心です。設定からインターフェースを日本語に切り替えておくと、その後の操作がぐっと分かりやすくなります。まずは無料プランで始めましょう。

ステップ2:新しいデザインファイルを作る

ログイン後、新規ファイルを作成すると、白紙のキャンバスが開きます。ここにフレーム(ページの枠)を置き、図形やテキストを配置していくのが基本の流れです。最初は簡単なバナーやボタンを作ってみると、感覚がつかめます。

いきなり完璧を目指さず、まずは触って動かしてみることが大切です。要素を置く、色を変える、文字を打つ。この基本操作を試すだけでも、Figmaの手応えが分かってきます。失敗しても履歴で戻せるので、安心して触れます。

ステップ3:共有してフィードバックをもらう

作ったデザインは、右上の共有ボタンからURLを発行して人に見せられます。相手に閲覧+コメント権限を渡せば、画面に直接意見を書き込んでもらえます。早い段階で人の目を入れると、独りよがりを防げます。

この「作る→共有する→直す」のサイクルを回せるのが、Figmaの本領です。一人で抱え込まず、関係者を巻き込みながら進めることで、デザインの質も合意のスピードも上がります。まずは小さく共有してみましょう。

最初の練習におすすめの題材

何を作ればいいか迷ったら、自社サイトの一画面を真似て再現してみるのがおすすめです。既存の良いデザインを観察しながら手を動かすと、配置や余白の感覚が一気に身につきます。当社が内製チームの立ち上げを支援する際も、まずは身近なページの再現から始めてもらうことが多いです。ゼロから考えるより、手本を分解するほうが学びは速いものです。

AI機能の広がりとこれからのFigma

近年は、デザインの世界にもAIの波が押し寄せています。Figmaやその周辺ツールでも、AIを使って作業を効率化する動きが急速に広がっています。これからFigmaを使うなら、この潮流も知っておくと役立ちます。

AIでたたき台を素早く作る

ワイヤーフレームやレイアウトの初期案を、AIに作らせる方法が実用的になってきました。ゼロから考える代わりに、AIにたたき台を出させ、それをFigmaで整える。この進め方は、企画段階のスピードを大きく上げます。

もちろん、AIが出すものはあくまで出発点です。最終的な判断や調整は人が行う必要があります。とはいえ、白紙から始める負担が減るだけでも、制作の現場では大きな助けになります。賢く付き合えば心強い相棒です。

道具に振り回されないために

機能やAIが進化しても、デザインの目的は変わりません。見た人に意図を伝え、行動してもらうこと。これが本質です。新しい機能を追いかけるあまり、目的を見失っては本末転倒です。

当社も新しい機能やAIを積極的に検証していますが、採用の基準は常に「成果につながるか」です。便利そうだから使うのではなく、目的に資するから使う。この姿勢を持っておくと、どんなに道具が進化しても軸がぶれません。

当社の見解

AIの登場で、デザインの初期段階のスピードは確実に上がりました。一方で、何を伝えるべきかという戦略や、細部の質感を判断する目は、依然として人の領域です。当社は、AIで効率化できる部分は効率化し、人にしか出せない価値に時間を集中させる方針です。年間250サイト以上を支える中で見えてきたのは、道具が変わっても「誰に何を届けるか」を考え抜くことの重要性は変わらない、という事実です。

Figmaは誰に向いているか

多機能なFigmaですが、特に効果を発揮するのはどんな人・組織でしょうか。導入を判断するために、向いているケースを整理しておきます。自社の状況と照らし合わせてみてください。

内製でWeb制作を進めたい企業

自社サイトやLPを社内で作りたい企業にとって、Figmaは強い味方です。無料で始められ、専門ソフトの知識がなくても基本操作を覚えやすいためです。デザイン案を社内で共有し、意見をまとめながら進める用途に向いています。

ただし、本格的なサイト制作には、デザインの良し悪しを判断する目や、実装の知識も必要になります。Figmaはあくまで道具なので、難しい部分は制作会社に部分的に頼る、という併用も現実的な選択です。

制作会社・デザイナーとやり取りする発注者

自分でデザインを作らない発注者にも、Figmaは役立ちます。制作会社から共有されたデザインを、リンクで見て、その場でコメントするだけ。専門知識がなくても、確認と指示が驚くほどラクになります。

当社でもクライアントには、デザイン確認の場としてFigmaを使ってもらっています。スクショやメールでのやり取りに比べ、指示が画面に直接残るため、伝達ミスが激減します。発注側こそ、使い方を知っておく価値があります。

Webデザイナーを目指す人

Webデザインを仕事にしたい人にとって、Figmaの習得はほぼ必須です。国内外の制作現場で標準ツールになっているため、使えることが前提条件になりつつあります。無料で学べるので、学習のハードルも低いです。

作った作品は共有リンクでそのままポートフォリオになります。学びながら実績を積み上げられるのも、これから目指す人にとって大きな利点です。まずは無料で触り、小さな制作物を数多く作ることから始めましょう。

  • 内製でWeb制作を進めたい企業に向く
  • 制作会社とやり取りする発注者の確認ツールとして便利
  • Webデザイナー志望者には習得がほぼ必須
  • 無料で始められ、学習・実務の両方に使える

Figmaを使う制作会社に依頼するメリット

自社で使うだけでなく、Figmaを使う制作会社に依頼する側にも、知っておくと得な視点があります。制作プロセスの透明性が、発注者にとって大きな安心材料になるからです。

制作の途中経過が見える安心感

Figmaを使う制作会社なら、デザインの途中段階をリンクで共有してもらえます。完成してから初めて見るのではなく、途中で方向性を確認できるため、「出来上がったら思っていたのと違った」という最悪の事態を防げます。

途中で気になる点があれば、その場でコメントを残せます。修正の意図が画面に直接記録されるので、伝達ミスも起きにくい。発注者として制作に関与しやすくなることは、満足度の高い成果物につながります。

修正のやり取りが速くなる

従来のように、修正案をメールで送り、返信を待ち、また送り直す、という往復は時間を奪います。Figma上でやり取りすれば、同じ画面を見ながら一度に複数の指摘を整理でき、確認の回数そのものが減ります。

当社でも、クライアントとの確認をFigmaに集約することで、修正フェーズの期間を大きく短縮できています。スピードが上がれば、その分を品質の作り込みに回せます。発注者・制作会社の双方にとって利点があるやり方です。

  • 制作の途中経過をリンクで確認でき、安心感が高い
  • 画面に直接コメントでき、伝達ミスが減る
  • 確認の往復が減り、修正フェーズが短くなる
  • 発注者が制作に関与しやすく、満足度が上がる

内製と外注、どう判断するか

Figmaを知ると、「自社で作れるのでは?」と考える方も増えます。ですが、ツールが使えることと、成果の出るサイトを作れることは別問題です。内製と外注の線引きをどう考えるかを整理します。

内製に向いている範囲

更新頻度の高いバナーや、社内向けの簡単な資料、LPのたたき台などは、内製しやすい領域です。Figmaを覚えれば、これらを外注せず社内で素早く回せるようになります。スピードとコストの両面でメリットがあります。

また、発注者がFigmaでデザインのイメージをラフにまとめて制作会社に渡せば、認識のズレが減り、見積もりや制作も正確になります。完全な内製でなくても、Figmaを共通言語にすることで連携がスムーズになります。

外注したほうがよい範囲

一方、企業の顔となるコーポレートサイトや、集客や採用に直結する重要なページは、設計力の差が成果に直結します。誰に何を伝え、どう行動を促すか、という戦略の部分は、経験のある制作会社に任せたほうが確実です。

当社は業界別担当制をとっており、業種ごとの勝ちパターンを踏まえた設計を強みにしています。Figmaで内製できる部分は内製し、戦略と品質が問われる部分はプロに任せる。この使い分けが、限られた予算で成果を最大化する現実的な解です。

当社の見解

「Figmaを覚えたから全部内製する」という判断は、しばしば遠回りになります。ツールの習熟と、成果を出す設計力は別の能力だからです。当社がおすすめするのは、日々の細かい更新や試作は内製し、事業に直結する重要なサイトは外注する、というハイブリッド型です。内製チームの立ち上げ自体を支援することもあります。どこで線を引くかに迷ったら、まず現状を整理するところからご相談ください。

Figmaを学ぶ順番のおすすめ

これからFigmaを習得するなら、いきなり全機能を追わず、順番を意識すると挫折しにくくなります。まずはフレームで枠を作り、図形とテキストを置く基本操作。次にオートレイアウトで整列を覚え、最後にコンポーネントで部品を管理する、という流れです。

この順番は、当社が内製チームの立ち上げを支援するときに実際に使っているものです。簡単なバナーやLPを1つ完成させる体験を挟むと、断片的な知識が一気につながります。詳しい手順は、関連記事の使い方ガイドで具体的に解説しています。あわせて読むと、導入後の一歩目がスムーズになります。

導入前に知っておきたい注意点

便利なFigmaにも、知っておくべき前提や限界はあります。導入後に「思っていたのと違った」とならないよう、あらかじめ押さえておきましょう。

Figmaだけでサイトは完成しない

よくある誤解が、「Figmaで作ればそのままWebサイトになる」というものです。Figmaはデザインを作る道具であり、公開できるサイトそのものを生み出すわけではありません。完成したデザインをもとに、エンジニアが実装する工程が別途必要です。

つまりFigmaは、サイト制作の「設計図」を作る段階を担います。設計図が良くても、実装の腕がなければ良いサイトにはなりません。役割を正しく理解し、必要に応じて実装をプロに任せる判断も大切です。

ネット環境が前提になる

Figmaはクラウド型のため、基本的にインターネット接続が前提です。オフライン環境では一部の作業に制限が出ます。安定したネット環境がある場所で使うことを想定しておきましょう。

とはいえ、現在のWeb制作はオンラインでの共同作業が当たり前です。ネット前提であることは、むしろ共有のしやすさという利点と表裏一体です。通常の業務環境であれば、問題になる場面はまずありません。

当社の見解

当社は、内製を考える企業にFigmaの導入を積極的にすすめます。無料で始められ、関係者を巻き込んだ確認がしやすく、学習コストも比較的低いからです。ただし、Figmaを入れれば成果が出るわけではありません。重要なのは、誰に何を伝えるサイトを作るのかという設計思想です。道具は思想を形にする手段にすぎません。土台となる戦略の部分は、必要なら業界別担当のいる制作会社の知見を借りるのが、遠回りに見えて確実です。

よくある質問

Figmaは無料で使えますか

はい、無料プランから始められます。個人の学習や小規模な利用なら、無料でほぼ問題なく使えます。チームで本格的に運用する場合は有料プランを検討します。料金は変動するため、最新は公式サイトでご確認ください。

パソコンが苦手でも使えますか

基本操作はシンプルなので、パソコンの基本操作ができれば始められます。ブラウザでURLを開くだけで使え、日本語表示にも対応しています。デザインを「見て確認する・コメントする」だけなら、特別な知識はほぼ不要です。

PhotoshopやIllustratorは要らなくなりますか

用途によります。WebサイトやアプリのUI設計はFigmaが得意ですが、写真の高度な加工はPhotoshop、イラストやロゴはIllustratorが向きます。完全に置き換わるというより、画面設計はFigma、と使い分けるのが現実的です。

スマホやタブレットでも使えますか

閲覧やコメント中心の使い方なら、スマホやタブレットのアプリでも可能です。ただし本格的なデザイン作業は、画面が広いパソコンが圧倒的に快適です。外出先で確認、作業はPC、という使い分けがおすすめです。

作ったデザインはそのままWebサイトになりますか

いいえ、Figmaはデザインを作る道具で、それ自体が公開サイトになるわけではありません。完成したデザインをもとに、エンジニアがHTMLやCSSで実装します。Figmaは設計図を作る段階を担う、と理解しておくと正確です。

セキュリティ面は大丈夫ですか

権限設定で、誰が閲覧・編集できるかを細かく管理できます。社外に見せたくないファイルは共有しなければ外部に漏れません。組織での運用には、権限管理が強化された上位プランも用意されています。社内ルールに沿って運用しましょう。

日本語に対応していますか

はい、インターフェースを日本語に切り替えられます。日本語のフォントも扱え、解説記事やチュートリアルも豊富にあります。英語が苦手でも、学習や運用に困ることはほとんどありません。

導入を決める前に何を確認すべきですか

まず無料プランで実際に触り、自社の用途に合うかを確かめるのが一番です。そのうえで、チームでの共有が必要か、どこまで内製しどこを外注するかを整理しましょう。料金は変動するため、契約前の最新確認も忘れずに。

無料プランから有料に移行するのは簡単ですか

はい、設定画面からプランを変更でき、作ったデータはそのまま引き継がれます。最初は無料で運用し、チームでの共有管理が必要になった段階で有料へ切り替える、という流れがスムーズです。移行で作業内容が失われることはありません。

制作会社に依頼する場合もFigmaの知識は必要ですか

必須ではありませんが、知っておくと確認が格段にラクになります。デザインを「見る・コメントする」だけなら数分で覚えられます。制作会社から共有されたリンクで途中経過を確認できるため、発注者側も基本だけ押さえておくと安心です。

導入で社内の合意形成はどう変わりますか

大きく変わります。これまで口頭やメールで伝えていたデザインの要望を、画面の該当箇所に直接コメントとして残せるため、認識のズレが減ります。関係者が同じ最新版を同時に見られるので、会議もその場の画面を見ながら進められます。意思決定のスピードが上がります。

「内製と外注、どこで線を引くべきか」迷ったらご相談ください

Figmaを活かした制作体制づくりを、業界別担当が貴社の状況に合わせて現実的にご提案します。

無料相談・お問い合わせはこちら

運営:株式会社Acsport(アクスポート)/東京・千代田区丸の内。年間250サイト以上の制作・改善を支援。※機能・料金プランは仕様変更により変わる場合があります。最新は公式情報をご確認ください。
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