LP(ランディングページ)とは?作り方と成果を出す構成のポイント
目次
この記事の要点(3つの結論)
- LPは「1つの目的に絞った縦長の専用ページ」LP(ランディングページ)とは、申し込み・問い合わせ・購入など「1つの行動」だけをゴールに設計された、縦に長い1枚のページです。広告などから来た人を、迷わせずゴールへ導くことに特化しています。
- 成果を出すLPには「型」があります。ファーストビューで心をつかみ、悩みに共感し、解決策と証拠を示し、不安を消して行動を促す。この流れに沿って構成することが、成約率を左右します。
- LPは作って終わりではなく、公開後の改善(数値を見て直す)で伸びます。当社の場合も、構成設計と公開後の検証をセットで重視しています。本記事では、定義から作り方、構成のポイントまでを順に解説します。
「広告を出すならLPが必要と言われたけれど、普通のホームページと何が違うの?」。そんな疑問を持つ方は少なくありません。言葉は聞くものの、定義は意外と曖昧なものです。
この記事では、LPとは何かという基本から、成果を出す構成の型、作り方の手順、公開後の改善までを、専門用語をかみ砕いて解説します。これから作る方も、既存のLPを見直したい方も、読み終えれば自分で構成を組み立てられるようになります。
LP(ランディングページ)とは何か
LPは「Landing Page(ランディングページ)」の略で、直訳すると「着地ページ」です。広告や検索から訪れた人が、最初に「着地」するページを指します。
ただしWeb業界で「LP」と言うときは、もっと狭い意味で使われます。それが「1つの行動を促すための、縦長の専用ページ」です。この記事でも、その意味で解説します。
広義のLPと狭義のLP
言葉が混乱しやすいので、最初に整理します。「広義のLP」は流入の入口になる全ページを指し、「狭義のLP」は申し込みなどに特化した縦長ページを指します。
制作の現場で「LPを作りたい」と言えば、ほぼ狭義のLPを意味します。本記事もこの前提で進めます。
| 区分 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 広義のLP | ユーザーが最初に着地する全ページ | トップ・記事・商品ページなど |
| 狭義のLP | 1つの行動に特化した縦長ページ | 申込・資料請求・キャンペーン |
普通のホームページとの違い
最大の違いは「目的を1つに絞っているか」です。通常のホームページは会社案内・採用・お問い合わせなど複数の目的を持ちますが、LPは1つだけに集中します。
そのため、LPには余計なメニューやリンクをあえて置きません。ユーザーが他のページに逃げず、ゴールへまっすぐ進むようにするためです。
| 項目 | LP | 通常のホームページ |
|---|---|---|
| 目的 | 1つの行動に集中 | 複数(案内・採用・集客など) |
| ページ構成 | 縦長の1枚 | 複数ページの集合 |
| メニュー | 原則置かない | グローバルメニューあり |
| 主な流入 | 広告・SNSなど | 検索・直接訪問など |
なぜLPは縦長で、リンクが少ないのか
人は選択肢が多いと迷い、行動をやめてしまいます。LPはあえて出口を1つに絞ることで、迷いを減らし、行動の確率を高めます。
縦長なのは、ユーザーの不安や疑問を上から順に1つずつ解消し、読み終える頃には「申し込もう」と思える状態に導くためです。構成には意味があります。
LPが向いている場面・向かない場面
LPは万能ではありません。効果を発揮する場面と、そうでない場面があります。無理にLPにしても成果が出ないこともあるので、見極めが大切です。
基本は「行動を1つに絞れて、広告などで集中的に人を集める」ケースに向いています。
LPが効果的なケース
広告から人を集めて申し込みや購入につなげたいとき、LPは強力です。キャンペーンやセミナー集客、資料請求など、ゴールが明確な施策と相性がよいです。
とくにリスティング広告などと組み合わせると、広告費を成果に変換する受け皿として機能します。
LPが向かないケース
逆に、会社の全体像を伝えたい、複数のサービスをまんべんなく見せたい、といった場合はLPより通常のホームページが適しています。情報が多すぎると、LPの強みである「集中」が崩れるためです。
また、検索からの自然流入だけを狙う場合も、1枚のLPより複数ページのサイトのほうが有利なことが多いです。
- ゴールが「申込・購入・問い合わせ」など1つに絞れるか
- 広告やSNSで集中的に人を集める計画があるか
- 伝えたい情報が1ページに収まる範囲か
- これらに当てはまるならLPが有力候補
当社の見解
「とりあえずLPを作れば売れる」という誤解をよく見かけます。LPはあくまで受け皿で、そこへ適切な人を集める広告や導線があって初めて機能します。
当社の場合、LP制作のご相談ではまず「誰を、どこから集めて、何をしてほしいのか」を整理します。集客とセットで考えないと、成果は出にくいためです。
成果を出すLPの基本構成(型)
成果の出るLPには共通の「型」があります。ゼロから考えるより、まずこの型に沿って組み立てるのが近道です。
大きな流れは「つかむ→共感→提示→証明→安心→行動」です。上から順に、ユーザーの心理を一歩ずつ前に進めていきます。
1. ファーストビュー(最初の画面)
ファーストビューは、スクロールせずに最初に見える領域です。ここで「自分に関係ある」と思わせられなければ、人はすぐ離脱します。LPの成否の大半はここで決まります。
必要なのは、誰のどんな悩みを解決するのかを示すキャッチコピーと、それを補う画像、そして行動ボタンです。一目で「何のページか」が伝わる状態を目指します。
2. 共感・問題提起
次に、ユーザーの悩みに寄り添います。「こんなことで困っていませんか」と問いかけ、自分ごととして読んでもらう段階です。
ここで共感を得られると、「このページは自分のことを分かってくれている」と感じ、続きを読んでもらえます。いきなり売り込まないのがコツです。
3. 解決策の提示
悩みを共有したうえで、「その解決策がこれです」と商品やサービスを提示します。ここで初めて、何を売っているのかを明確に示します。
大切なのは、機能の羅列ではなく「それによってどう良くなるか」という変化を語ることです。ユーザーが知りたいのは、自分の未来がどう変わるかです。
「機能」ではなく「ベネフィット」を語る
「高性能なフィルター搭載」は機能です。「水がいつでもおいしく飲める」がベネフィット(恩恵)です。人が動くのは、機能ではなく自分にとっての価値を感じたときです。
LPでは、機能の説明の後に必ず「だからあなたにとって何が良いのか」を添えましょう。この一手間が成約率を変えます。
4. 証拠・信頼の提示
「本当に効果があるの?」という疑いに、証拠で答えます。お客様の声、実績の数字、導入事例、メディア掲載などが該当します。
人は他人の評価を参考に判断します。第三者の声は、自社がいくら良さを語るより説得力があります。具体的な数字や実名(許可を得たうえで)があると、さらに信頼が増します。
5. 不安の解消(FAQ・保証)
行動の直前で、人は迷います。「失敗したらどうしよう」という不安を、ここで先回りして消します。
よくある質問への回答、返金保証、解約のしやすさなどを示します。不安が1つ残るだけで、人は申し込みをやめてしまうからです。
6. 行動喚起(CTA)
最後に、してほしい行動をはっきり促します。「今すぐお申し込み」「無料で資料請求」など、ボタンの文言は具体的に。
CTAは1か所だけでなく、ページの要所に繰り返し配置します。ユーザーが「申し込もう」と思った瞬間に、すぐ押せるようにするためです。
| 構成パート | 役割 | ユーザーの心理 |
|---|---|---|
| ファーストビュー | 関心をつかむ | 自分に関係ある? |
| 共感・問題提起 | 自分ごと化させる | 分かってくれている |
| 解決策の提示 | 価値を伝える | これで解決しそう |
| 証拠・信頼 | 疑いを消す | 本当に大丈夫そう |
| 不安の解消 | 最後の壁を外す | 失敗しなさそう |
| 行動喚起 | 背中を押す | 申し込もう |
LPの作り方|5つのステップ
構成の型が分かったら、いよいよ制作です。LP制作は、いきなりデザインから入ると失敗します。設計→原稿→デザイン→実装→公開の順で進めるのが鉄則です。
ここでは、初めての方でも迷わない5ステップで解説します。
ステップ1:目的とターゲットを決める
最初に「誰に、何をしてほしいか」を1つに定めます。ここがぶれると、LP全体がぼやけます。最も重要な工程です。
ターゲットは「30代の働く女性で、時短家電を探している人」のように具体的に。相手が明確になるほど、刺さる言葉が選べます。
ステップ2:構成(ワイヤーフレーム)を組む
次に、先ほどの型に沿ってページの骨組みを作ります。どの順番で、何を語るか。この設計図を「ワイヤーフレーム」と呼びます。
この段階で各パートに「何を書くか」を箇条書きで埋めていきます。デザイン前に構成を固めることで、後の手戻りを大きく減らせます。
ステップ3:原稿(コピー)を書く
構成に沿って、実際の文章を書きます。LPでは文章(コピーライティング)が成果を大きく左右します。デザインよりむしろ重要です。
キャッチコピーは特に時間をかけます。ターゲットの悩みや欲求を、自分の言葉で言い当てられているか。何案も出して、最も刺さるものを選びます。
- キャッチコピーはターゲットの悩み・欲求を言い当てているか
- 機能だけでなくベネフィット(恩恵)を語っているか
- 専門用語を避け、誰でも分かる言葉になっているか
- 各パートの最後に次へ進む流れができているか
ステップ4:デザインと実装
原稿が固まったら、デザインに移ります。LPは見た目の印象も成果に影響します。ただし装飾過多は禁物で、読みやすさと行動への導きを最優先にします。
スマートフォンでの見え方は特に重要です。いまや多くのLPはスマホで見られます。指で押しやすいボタンサイズ、読みやすい文字の大きさを意識します。
ステップ5:公開と計測の準備
公開前に、計測の仕組みを必ず入れます。何人が来て、何人が申し込んだか(コンバージョン)を測れなければ、改善できません。
アクセス解析と、申し込み完了の計測を設定します。これがないと、LPが効いているのか分からないまま運用することになります。
当社の見解
LP制作で最も時間をかけるべきは、デザインではなく「設計と原稿」です。見た目が美しくても、言葉が刺さらなければ人は動きません。
当社の場合、業界別の担当制でターゲットの理解を深め、構成と原稿の設計に重きを置きます。相場の約半額帯でのご提供を可能にしているのも、無駄な工程を省き本質に集中しているためです。
成約率を高める構成のポイント
型に沿って作っても、細部の工夫で成果は大きく変わります。ここでは、成約率(CVR)を高めるための実践的なポイントを紹介します。
どれも、ユーザーの「迷い」と「不安」を減らすための工夫です。
ファーストビューに全力を注ぐ
多くのユーザーは、ファーストビューだけ見て続きを読むか決めます。ここで離脱されれば、その先の良い内容は読まれません。
キャッチコピー、メイン画像、行動ボタンの3点を磨き込みます。「3秒で何のページか伝わるか」を基準にチェックしましょう。
ボタン(CTA)の文言と配置を工夫する
ボタンの文言は「申し込む」より「無料で資料を受け取る」のように、具体的で得を感じさせるものが効果的です。心理的なハードルを下げます。
配置も重要です。ファーストビュー、解決策の後、証拠の後、最後と、複数か所に置きます。スマホでは画面下に固定表示するのも有効です。
「離脱ポイント」を減らす
LPでは、ゴール以外への出口(メニューや外部リンク)を極力なくします。出口が多いほど、ユーザーは別の場所へ逃げてしまうからです。
必要なリンクだけを残し、それ以外は思い切って削る。これだけで成約率が改善することがあります。引き算の設計が効きます。
入力フォームは短く、簡単に
最後の申し込みフォームが長いと、そこで離脱が起きます。入力項目は必要最小限に絞りましょう。氏名とメールだけで済むなら、それで十分なこともあります。
項目が1つ増えるごとに、完了率は下がると言われます。「本当にその情報、今もらう必要があるか」を問い直してください。
スマートフォン表示を最優先にする
広告経由のLPは、スマホで見られる割合が非常に高いです。パソコンで完璧でも、スマホで崩れていれば成果は出ません。
文字サイズ、ボタンの押しやすさ、画像の読み込み速度。スマホでの体験を基準に作り込むのが、いまの基本です。
| 改善ポイント | やること | 狙い |
|---|---|---|
| ファーストビュー | コピー・画像・CTAを磨く | 離脱を防ぐ |
| CTAボタン | 具体的な文言・複数配置 | 行動の機会を増やす |
| 離脱ポイント | 余計なリンクを削る | ゴールへ集中させる |
| 入力フォーム | 項目を最小限にする | 完了率を上げる |
| スマホ表示 | 文字・ボタン・速度を最適化 | 多数派の体験を守る |
LPは公開後の「改善」で伸びる
LPは一度作って終わりではありません。むしろ公開してからが本番です。数値を見て改善を重ねることで、成約率は少しずつ上がっていきます。
最初から完璧なLPはありません。仮説で作り、結果を見て直す。この繰り返しが成果を育てます。
まず見るべき数値
最低限見るべきは「アクセス数」「コンバージョン数」「コンバージョン率(CVR)」の3つです。何人来て、何人が行動したか、その割合はどれくらいか。
たとえばアクセスは多いのにCVRが低いなら、LPの中身に課題があります。逆にアクセス自体が少ないなら、広告など集客側の問題です。切り分けが大事です。
A/Bテストで仮説を検証する
改善の有力な手段が「A/Bテスト」です。たとえばキャッチコピーが異なる2パターンを用意し、どちらが成果が高いかを比べます。
勘ではなく数字で判断できるのが利点です。ファーストビューやボタン文言など、影響の大きい部分から試すと効果が見えやすいです。
- アクセス数・コンバージョン数・CVRを定点観測する
- CVRが低いならLPの中身、アクセスが少ないなら集客を疑う
- 変更は一度に1か所にして、効果を見極める
- ファーストビューやCTAなど影響の大きい所から改善する
集客とセットで考える
LPの成果は、集めた人の質にも左右されます。LPの中身に合わない人を集めても、成約にはつながりません。
リスティング広告のキーワードと、LPで語る内容を一致させることが重要です。広告で約束したことを、LPがきちんと果たす。この整合性が成約率を支えます。
当社の見解
成果の出るLPは、作って放置されたものではなく、改善を回し続けたものです。公開時点の成約率を、検証を通じて何倍にも伸ばせることは珍しくありません。
当社の場合、制作後の改善まで含めてご支援し、継続率は90%以上です。集客できるサイト作りの考え方とあわせて、成果から逆算した設計を行っています。
LP制作の費用と外注の考え方
LPを自作するか、外注するか。これは多くの方が悩むところです。それぞれにメリットがあり、状況によって最適解は変わります。
費用感も含めて、判断材料を整理します。なお料金は内容や依頼先で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
自作と外注、どちらを選ぶか
予算を抑えたい、自分で改善を回したいなら自作も選択肢です。ノーコードツールを使えば、専門知識がなくても作れるようになってきました。
一方、成果を最優先したい、設計や原稿のプロの力を借りたいなら外注が有利です。とくに広告費をかけて集客する場合、LPの完成度が費用対効果を大きく左右します。
| 方法 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 自作 | 予算重視・自分で改善したい | 設計・原稿の質が課題になりやすい |
| 外注 | 成果重視・プロに任せたい | 依頼先選びと費用がポイント |
外注先の選び方
外注するなら、「デザインの綺麗さ」だけで選ばないことです。重要なのは、成果から逆算して設計・原稿を考えてくれるかどうかです。
過去の実績、改善まで伴走してくれるか、こちらの事業を理解しようとしてくれるか。これらを基準に選ぶと、失敗が減ります。制作会社選びの考え方も参考になります。
「安さ」だけで選ばない
LPは広告費を成果に変える装置です。多少制作費が高くても、成約率が上がれば、その差はすぐに回収できます。逆に安くても成果が出なければ、広告費ごと無駄になります。
費用は「制作費単体」ではなく「広告費まで含めた費用対効果」で考えるのが賢明です。
LPに必要な要素を細かく見る
構成の型に加えて、各パートに「入れるべき要素」を具体的に押さえておくと、抜け漏れが防げます。ここでは要素レベルで整理します。
すべてを盛り込む必要はありませんが、知っておくと取捨選択の判断がしやすくなります。
キャッチコピーの作り方
キャッチコピーは、LPの命です。ターゲットの「悩み」か「理想」のどちらかを、ズバリ言い当てるのが基本です。
たとえば「もう献立に悩まない」のように、相手の日常の困りごとを一言で表す。あるいは数字を入れて「3日で実感」のように具体性を持たせる。抽象的な美辞麗句より、具体的な一言が刺さります。
サブコピーで補足する
キャッチコピーだけでは伝えきれない情報を、サブコピーで補います。「誰のための、どんなサービスか」を一文で添えるイメージです。
キャッチが感情に訴え、サブコピーが事実で支える。この二段構えで、ファーストビューの説得力が増します。
お客様の声・実績の見せ方
信頼を生む証拠は、できるだけ具体的に見せます。「満足しました」より「半年で売上が1.5倍になりました」のほうが、はるかに説得力があります。
写真や肩書き(許可を得たうえで)を添えると、実在感が増します。数字で語れる実績があれば、グラフや大きな文字で目立たせると効果的です。
証拠は「具体性」が命
抽象的な賞賛は読み流されます。日付、数字、固有の状況。具体的であるほど、読み手は「本当のことだ」と感じます。
ただし、事実に基づかない誇張はNGです。信頼を一瞬で失います。正確な事実を、具体的に見せる。これが鉄則です。
価格・特典の提示
価格は隠さず、分かりやすく示します。価格を見せないと、ユーザーは不安になって離脱します。料金体系が複雑なら、表で整理すると親切です。
期間限定の特典や割引があれば、行動を後押しする材料になります。ただし、煽りすぎは不信感につながるため、誠実さを保つことが大切です。
LP制作でよくある失敗
多くのLPが成果を出せないのには、共通の原因があります。事前に知っておけば、同じ轍を踏まずに済みます。
代表的な失敗パターンを見ていきましょう。
失敗1:誰に向けたページか分からない
「みんなに買ってほしい」と欲張ると、結局誰にも刺さらないLPになります。ターゲットを絞れていないのが最大の失敗です。
「全員向け」は「誰向けでもない」のと同じです。一人の具体的な相手を思い浮かべ、その人にだけ語りかけるつもりで作ると、かえって多くの人に届きます。
失敗2:自社の言いたいことばかり書く
「うちの技術はすごい」「業界初の機能」。こうした作り手目線の主張ばかりだと、ユーザーは置いてけぼりです。
ユーザーが知りたいのは「自分にどんな得があるか」です。主語を「私たち」から「あなた」に変えるだけで、伝わり方が大きく変わります。
失敗3:計測していないので改善できない
計測の仕組みを入れずに公開し、成果が出ているのか分からないまま放置する。これも非常に多い失敗です。
数値が見えなければ、何を直せばいいかも分かりません。公開と同時に、最低限のアクセス解析とコンバージョン計測は必ず入れましょう。
- ターゲットを一人に絞り込めているか
- 主語が「あなた」になっているか(自社目線になっていないか)
- アクセスとコンバージョンを計測できているか
- ゴール以外の出口を作りすぎていないか
当社の見解
失敗の多くは、技術ではなく「視点」の問題です。作り手の都合ではなく、訪れる人の気持ちに立てているか。ここが成果を分けます。
当社の場合、業界別の担当制でその業界の顧客心理を深く理解し、ユーザー目線での構成設計を徹底しています。だからこそ、改善後の継続率90%以上につながっています。
LPと他の施策との連携
LPは単体で完結するものではなく、集客施策や他のページと連携して初めて力を発揮します。全体の中での位置づけを押さえましょう。
「LPだけ良くしても成果が出ない」という事態を避けるために、連携の視点が欠かせません。
広告との連携
広告とLPは一体で考えます。広告のメッセージとLPの内容がずれていると、せっかく来た人がすぐ離脱します。
広告で「初回半額」と謳ったなら、LPのファーストビューでも「初回半額」をすぐ確認できるようにする。約束を一貫させることが、成約への近道です。
サンクスページの活用
申し込み完了後に表示される「サンクスページ(完了画面)」も、実は重要です。お礼を伝えるだけでなく、次の行動を案内できます。
「次回使えるクーポン」や「SNSフォローのお願い」などを置くと、一度きりの関係を継続的なものに育てられます。
本体サイトとのすみ分け
LPと本体のホームページは役割が違います。LPは「今すぐ行動してほしい人」向け、本体サイトは「じっくり検討したい人」向けです。
両者をうまく使い分け、必要に応じて連携させることで、さまざまな検討段階の人を取りこぼさずに済みます。
| 連携先 | 連携の狙い | ポイント |
|---|---|---|
| 広告 | 来訪者の質を高める | メッセージを一貫させる |
| サンクスページ | 関係を継続させる | 次の行動を案内する |
| 本体サイト | 検討層を取りこぼさない | 役割をすみ分ける |
業種別・LP構成の考え方
LPの基本の型は共通ですが、業種によって力点が変わります。代表的なパターンで、どこを強調すべきかを見ていきます。
自社に近い例から、構成のヒントをつかんでください。
BtoB(法人向けサービス)の場合
法人向けは、担当者が「社内で説明できる根拠」を求めます。感情より、論理と実績が効きます。導入事例、数値の効果、信頼できる導入企業名などを手厚く見せます。
また、即決より資料請求や問い合わせをゴールにすることが多いです。ハードルを下げ、まず接点を持つことを優先する構成が有効です。
BtoC(個人向け商品)の場合
個人向けは、感情への訴求が効きます。「こうなりたい」という理想や、「困っている」という悩みに共感する言葉が響きます。
ビフォーアフターや、使用イメージの写真など、視覚的に変化を伝える要素が成果を後押しします。価格や特典の見せ方も、購買を左右します。
セミナー・イベント集客の場合
日時・場所・内容・登壇者を、分かりやすく明示することが第一です。参加して何が得られるかを具体的に示します。
「席数限定」「申込締切」など、行動を促す要素も有効です。申し込みフォームは特に簡潔にし、迷わず登録できるようにします。
| 業種 | 力点 | 典型的なゴール |
|---|---|---|
| BtoB | 論理・実績・信頼 | 資料請求・問い合わせ |
| BtoC | 感情・理想・共感 | 購入・申し込み |
| セミナー | 具体性・限定性 | 参加登録 |
業種が違っても変わらない原則
力点は変わっても、「ユーザーの不安を消し、行動への迷いをなくす」という原則は共通です。誰に向けても、相手の立場で考える姿勢が土台になります。
型を守りつつ、業種ごとの心理に合わせて強弱をつける。これが成果の出るLP設計の考え方です。
公開後の運用スケジュール
LPを継続的に改善するには、無理のない運用リズムが大切です。やみくもに毎日いじるのではなく、計画的に検証します。
以下は、公開後の一般的な進め方の目安です。
公開直後(1〜2週間)
まずはデータが貯まるのを待ちます。同時に、明らかな不具合(フォームが送れない、表示が崩れる等)がないかを点検します。
この時期は、成約率の数字に一喜一憂しないことです。母数が少ないうちは、数字が大きく振れるためです。
初期改善(1〜2か月)
ある程度データが貯まったら、最も影響の大きいファーストビューから手を入れます。キャッチコピーやメイン画像のA/Bテストが効果的です。
1か所ずつ変え、効果を確かめながら進めます。良い結果が出たら採用し、次の改善に移ります。
継続改善(3か月以降)
大きな改善が一巡したら、CTAの文言、証拠の見せ方、フォームの項目など、細部を磨いていきます。小さな改善でも、積み重なれば成果に効きます。
同時に、集客側(広告)との連携も見直します。LP単体ではなく、流入から成約までの全体で成果を最大化していきます。
- 公開直後は不具合点検とデータ蓄積に専念する
- 初期はファーストビューなど影響大の箇所を検証する
- 継続期はCTAやフォームなど細部を磨く
- 常に集客(広告)との連携もセットで見直す
当社の見解
LPは「生き物」のようなものです。市場や競合が変われば、効くメッセージも変わります。一度の成功に安住せず、検証を続けることが成果を保ちます。
当社の場合、制作だけで終わらず、公開後の改善まで伴走するご支援を基本としています。集客できる仕組みづくりの一環として、LPを長期的に育てていく視点を大切にしています。
LP制作に使えるツールと手段
LPを形にする手段は、いくつかあります。予算・スキル・求める品質に応じて選びましょう。それぞれの特徴を押さえておくと、判断しやすくなります。
どれが正解ということはなく、目的に合うものを選ぶのがポイントです。
専用のLP作成ツール
テンプレートを選んで文字や画像を入れ替えるだけで作れるツールがあります。専門知識がなくても、比較的短時間で形にできるのが利点です。
反面、デザインの自由度に限りがあったり、独自性を出しにくかったりする面もあります。スピード重視の検証用などに向いています。
CMSやノーコードツール
WordPressなどのCMSや、ノーコードのサイト制作ツールでもLPは作れます。既存サイトと一体で管理したい場合に便利です。
自由度は高い一方、成果を出す設計や原稿は別途考える必要があります。ツールはあくまで「作る手段」であり、成果を保証するものではありません。
制作会社への外注
設計・原稿・デザイン・実装まで一貫して任せたいなら、外注が確実です。とくに広告費をかけて集中的に集客する場合、プロの設計が費用対効果を大きく左右します。
依頼の際は、見た目だけでなく「成果から逆算してくれるか」を基準に選びましょう。
| 手段 | 向いている場面 | 留意点 |
|---|---|---|
| LP作成ツール | スピード重視・検証用 | 自由度・独自性に制約 |
| CMS・ノーコード | 既存サイトと一体管理 | 設計・原稿は別途必要 |
| 外注 | 成果重視・本格運用 | 依頼先選びが重要 |
当社の見解
ツール選びより先に、「誰に・何を・どう伝えるか」を固めることが大切です。どんなに高機能なツールでも、設計が甘ければ成果は出ません。
当社の場合、相場の約半額帯でご提供しながらも、設計と原稿の品質を妥協しないことを重視しています。手段ではなく成果を起点に、最適な作り方をご提案します。
LP制作を始める前のチェック
作り始める前に、土台となる情報を整理しておくと、制作がスムーズに進みます。ここがあいまいだと、途中で何度も立ち止まることになります。
最低限、次の点を言語化しておきましょう。
ゴールと数値目標を決める
「申し込みを月に何件」「資料請求を何件」など、具体的な数値目標を持ちます。目標があれば、成果が出ているかを判断でき、改善の指針にもなります。
あわせて、広告予算や許容できる獲得単価も決めておくと、施策全体の採算が見えます。LPだけでなく、集客費用も含めて計画することが大切です。
強みと証拠を棚卸しする
自社の強みと、それを裏づける証拠(実績・お客様の声・数字)を事前に集めておきます。LP制作の途中で慌てて探すと、内容が薄くなりがちです。
使える素材が多いほど、説得力のあるLPが作れます。写真や事例は、許可の確認も含めて早めに準備しましょう。
- ゴール(申込・資料請求など)を1つに決めたか
- 件数や獲得単価の数値目標を持っているか
- ターゲットを具体的な一人に絞れているか
- 強みを裏づける証拠・素材を集めたか
よくある質問
LPと普通のホームページ、両方必要ですか?
目的によります。会社の信頼性や全体像を伝えるならホームページ、特定の商品やキャンペーンで申し込みを取るならLP、と役割が違います。広告を出すならLP、日常の信頼の受け皿としてホームページ、という併用が理想的なケースも多いです。
LPは1枚に全部入れるべきですか?
基本は1枚に集約します。ページを分けると離脱が増えるためです。ただし情報量が多すぎて読みにくくなる場合は、優先度の低い情報を削るか、別ページに逃がす判断も必要です。あくまで「ゴールへの集中」を基準にします。
作ればすぐ成果が出ますか?
すぐに大きな成果が出るとは限りません。LPは公開後の改善で伸びるものです。まず計測の仕組みを入れ、数値を見ながらキャッチコピーや構成を調整していくことで、成約率が育っていきます。
デザインと文章、どちらが重要ですか?
どちらも大切ですが、あえて言えば文章(構成と原稿)の比重が大きいです。どれだけ美しくても、言葉が刺さらなければ人は動きません。まず設計と原稿を固め、それを引き立てるデザインを乗せる、という順番が効果的です。
スマホ対応は必須ですか?
必須です。広告経由のLPはスマートフォンで見られる割合が非常に高いためです。パソコンで完璧でも、スマホで崩れていれば成果は出ません。むしろスマホを基準に設計するのが今の主流です。
自分でも作れますか?
ノーコードツールなどを使えば、専門知識がなくても作ること自体は可能です。ただし成果を出す設計や原稿には経験が必要な面もあります。まず自作し、伸び悩んだらプロに相談する、という進め方も現実的です。
A/Bテストは必ずやるべきですか?
アクセスが一定数あるなら、やる価値は高いです。勘ではなく数字で改善できるためです。ただしアクセスが極端に少ないと差が判断できません。その場合は、まず集客を増やすことを優先しましょう。
制作費用はどれくらいですか?
内容や依頼先で大きく変動します。簡易なものから作り込んだものまで幅があり、料金は一概には言えません。重要なのは制作費単体ではなく、広告費まで含めた費用対効果で判断することです。詳細はお問い合わせください。
年間250サイト以上の制作・改善に関わる当社が、構成設計から原稿、公開後の改善まで、成果を見据えてご支援します。



